スキャルピングは数秒から数分といった超短期取引を繰り返す手法です。
経験を積み、スキルを身につければ短期間で大きな利益を生み出す可能性のあるトレードスタイルと言われております。
小さな資金から始めることもでき、上手に利益を上げられるようになれば、元の資金を何十倍、何百倍以上にすることもできるかもしれません。
しかしながらその反面、すぐに元手の資金をなくしてしまうこともあります。
FXの中で最も取引回数が多くなるトレードスタイルですので、当然闇雲に取引を繰り返しているだけでは損失も大きくなる可能性もあります。
このようにスキャルピングはリスクもリターンも表裏一体という特徴のあるトレードスタイルですが、リスク管理次第では1番稼げるトレードスタイルと言えます。
またスキャルピングでは1日に何回も取引をする分、FXのスキルも早く身につきやすいので、余裕資金のあるFX初心者の方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
スキャルピングの利益の取り方
スキャルピングは取引時間が短いため、その分利益も小さくなりますが、予想通り一定方向に値動きがあった場合は、1回あたりの投資効率は非常に高くなります。
ほとんどのスキャルピングトレーダーは勝率の高くなりそうな場面では取引数量を増やしたりと更なる投資効率を求めてハイリスク・ハイリターンな取引にしがちですが、スキャルピング初心者のうちはできるだけローリスクを心掛けた方が安全でしょう。
もともとスキャルピングは1回の取引で1~10pipsほどの薄い利益を積み重ねて勝つ手法ですので、一度で積み重ねた以上の大きな損失を生んでしまっては元も子もありません。
また取引をしている間はチャートをずっと見ていなければならない場合が多く、集中力や根気も必要です。
値動きがありそうなチャンスを逃すことのない、判断力と反射神経が勝敗を大きく分けるのがスキャルピングです。
スキャルピングはスプレッドの影響を大きく受ける
スキャルピングはスキル経験がものを言う手法になりますので、努力次第で勝率を上げることは可能です。
しかし実際のところスキャルピングには弱点があり、知らず知らずのうちに効率の悪い取引になっているケースもあります。その弱点とは「スプレッドの差額」です。
スプレッドの幅は各FX会社によって違います。スキャルピングは取引回数も多くなることからスプレッドの影響を大きく受けてしまうトレードスタイルです。
「勝率は高いのに、結果的に利益が少ない…」なんてことはよくある話で、スキャルピングに適したFX会社を選ばないと利益も少なくなるどころかストレスも溜まってしまいます。
スプレッドの幅が0.1銭変わってくるだけで利益が大きく変わってきますので、スキャルピングをする際は低スプレットの会社を選びましょう。